FPSゲームにおいてゲーミングチェアである必要はなく、姿勢保持できれば普通の椅子でも問題ありません。しかし、ゲーミングチェアは姿勢保持や長時間座ることを考慮した設計がされているものがほとんどなので、結局は選択肢に入ってくるデバイスだと思います。

FPS向けおすすめのゲーミングチェア

AKRacing Pro-X JP:王道ゲーミングチェア

素材国産合成皮革アームレスト前後、左右、上下、回転
デザイングレー / ホワイト / ブルー / レッドランバーサポート〇
リクライニング180°ヘッドリスト〇
ロッキング12°、ON/OFF可耐荷重150kg
座面高さ調節48 ~ 58cm推奨身長–

Theゲーミングチェアといったようなデザインで、ゲーミングチェアと聞いて誰しもがイメージするそのものといったようなデザイン。レーシングカーのシートのようなキレとゲーミング感が合わさったインパクトのあるデザインをしています。

使用される張地には国内高級車ブランドのカーシートに採用されている素材と同グレードの品質を持つ合成皮革を使用されており、非常に高品質な質感をしています。しわがきめ細かくザラザラ感が少ないサラサラとした触り心地の張地で、とても肌触りの優しいものになっており価格に見合った品質を持っています。

座り心地は硬すぎず柔らかすぎないクッション性を持つ座面と背もたれで、リラックス目的と姿勢制御目的のバランスをしっかりとれた座り心地になっています。そのためFPSゲームでは自分の理想とする姿勢をしっかりとることが出来、疲れた時にはもたれ掛かってリラックスすることも可能なクッション性と質感、形状になっています。割とゆったりめの座り心地なので、大柄な体系の人でも対応しやすいサイズ感となっています。

高価ですが、高品質なゲーミングチェアを求める人にはおすすめのチェアとなります。

noblechairs ICON JAVA EDITION:落ち着いた高級感のあるデザイン

素材ハイブリッドPUレザーアームレスト前後、左右、上下、回転
デザインブラウンランバーサポート〇
リクライニング90° ~ 135°ヘッドリスト〇
ロッキング11°、硬さ調節とON/OFF可耐荷重150kg
座面高さ調節43.5 ~ 50cm推奨身長165 ~ 185㎝

落ち着いた形状と色合いで、張地には高級感ある「ハイブリッドPUレザー」を使用しており、ゲーミングチェアとしては落ち着いた高級感のあるデザインです。コテコテのゲーミングチェア感のあるデザインが苦手という人にも使いやすいデザインになっています。

座り心地も優れており、特に前傾姿勢は今までレビューしてきたチェアの中で一番安定した座り心地だったと感じています。座面が高反発で安定感があり、脚が踏ん張りやすい形状で姿勢を保持しやすいです。座面の形状的に後方への沈み込みが比較的少なく、腰が丸まりにくいので長時間の姿勢保持にも向いているように感じました。FPSゲーマーのほとんどは前傾姿勢であり、姿勢が保持しやすいのは大きなメリットです。

クッション性としては比較的高反発寄りになっており、姿勢の保持に向いています。その分リラックス目的の柔軟性には弱く、柔らかいタイプを好む人には不向きです。

CORSAIR T3 RUSH V2:肌触りの良い通気性の優れるファブリック素材

素材ファブリックアームレスト前後、左右、上下、回転
デザイングレー、ホワイト、チャコール、ブラウンランバーサポート〇
リクライニング90 ~ 160度ヘッドリスト〇
ロッキング0 ~ 10度、オン/オフ耐荷重約120kg
座面高さ調節48 ~ 58cm推奨身長150 ~ 180cm

通気性を求めるファブリック製チェアでは糸の硬いザラザラとしたメッシュ素材が使われていることが多いイメージですが、このチェアは肌触りの優しい素材が使われており素肌が触れても不快感が少ないものになっています。しかしカラーによって質感が異なり、ブラウンとグレー/ホワイト/チャコールでは張地の質感が違うようなのでそこは注意が必要です。

クッション性としては比較的高反発寄りの座り心地で、どちらかと言えば姿勢の保持しやすさに強みを持つ座り心地といった印象です。なのでFPSゲームで特定の姿勢を保持するという際には比較的保ちやすい印象を受けます。その分リラックスる目的としてはクッション性の弱さを感じる場面もある印象です。

価格的にはゲーミングチェアとしては比較的安価で、その割には質感の良い張地になっており肌触りの優しいファブリック素材のゲーミングチェアを求める人にはおすすめのものとなっています。

Nitro Concepts – X1000 PRO:高反発ゆったりタイプ

素材ファブリック(布地)、PVCレザーアームレスト前後、上下、回転
デザインブラックランバーサポート〇
リクライニング90 ~ 125°ヘッドリスト〇
ロッキング14°、硬さ調節とON/OFF可耐荷重150kg
座面高さ調節43 ~ 53cm推奨身長165 ~ 190㎝

高反発なクッション、張りのある張地、硬い質感の素材で高耐久感のあるゲーミングチェア。

とても高反発で沈み込みが少なく、姿勢が崩れにくい特徴を持っています。その反面形状に合った姿勢でないと姿勢が保ちにくく、姿勢を保つのにある程度コツがいる場合があります。しかしここまで高反発なチェアも中々無いと思われるため、高反発が好きな方には合う質感になっていると思います。

形状は座面・背もたれともにかなり幅広タイプでゆったりと座れるタイプになっています。座り方の自由度が高く、かなりフリーな座り心地になっています。その分包み込まれるような安心感などは無いです。

張地には硬い質感のメッシュ素材が使われており、通気性に特化した素材が使われています。その反面肌触りはあまり良いとは言えませんが、蒸れ等による不快感やホツレ等は起きにくく、長期にわたり始めの使用感を維持できる強みがあると思われます。

FPS向けゲーミングチェアの選び方や見るべきポイント

姿勢を保持しやすいか

ゲーミングチェアとしてはリラックスできることよりもゲーム中の姿勢が保持しやすいことのほうが重要です。

まずは自分が普段どのような姿勢でゲームをしているか思い出して見ましょう。

前傾姿勢

前傾姿勢

前傾姿勢は上体を前方に倒して重心を前方の維持し、脚でバランスを取る姿勢です。PCゲーマー(マウス、キーボード)に最も多い姿勢です。前傾姿勢では背もたれを使用しないため、座面の形状や硬度が重要になってきます。

座面の形状としては、着座部分の前後の高さで極端な差が無いほうが姿勢を保持しやすいです。基本的に着座部分の前後の高さは前方が高め、後方が低めに設計されています。その高さが極端に違うとお尻が後方に滑り込んで脚が上がってしまい、脚に力を込めにくくなったりします。なので前傾姿勢としては座面は出来るだけ水平に近いほうが姿勢を保持しやすいです。

座面の硬度としては、ある程度高反発のほうがお尻が沈み込まないので姿勢を保持しやすいです。ただ硬すぎてもリラックスしたいときに不便なので、ある程度反発がある程度がベストです。

後傾姿勢

後傾姿勢

後傾姿勢は上体を後方に倒し背もたれにもたれ掛かってリラックスした形で姿勢を保持します。後傾姿勢では座面と背もたれの形状が重要になってきます。

座面の形状としては前傾姿勢とは逆に、座面がフラット過ぎるとお尻が前方に滑り込んでしまうため、前後の高さの差があったほうが滑りこむことを防ぐことが出来ます。

背もたれの形状としては、背もたれ両端の肩が当たる部分が肩に干渉し過ぎない形状であることです。背もたれ両端の肩が当たる部分の幅が狭すぎると肩が干渉してしまい肩が委縮してしまうので、腕の可動域が狭くなったり操作性を落としてしまう原因になってしまうと思います。なので背もたれがある程度幅広タイプか肩が当たる部分の突起が大きく出っ張っていないものを選ぶのがベストかなと思います。

また後傾姿勢では背もたれを使用するためランバーサポート、ヘッドリストの有り無しで座り心地が大きく変わります。ランバーサポート無しでは深く座り込むことが出来ますが、有りではお尻を中央部分に保持できます。基本的にゲーミングチェアにはランバーサポートが付属しているので問題ないかと思いますが、ランバーサポートを使いたいのであれば念のため確認しておいた方が良いです。

胡坐

胡坐

ゲーム中に胡坐をかく人はあまりいないと思いますが、胡坐をかきたい場合は座面の形状とアームレストの幅を確認しておくと良いです。

座面の形状としては座面両端の突起部分が足に干渉しないことが大切です。なので座面が幅広タイプか突起が大きく出っ張っていない物を選ぶと良いと思います。

アームレストの幅としては、狭すぎると脚が干渉してしまうので胡坐をかくことが出来ません。胡坐をかけるほどのスペースがあるか確認しておく必要があります。

素材(ファブリック、PUレザー)

ゲーミングチェアの素材には大きくファブリック(布)とPUレザーの2種類があります。

素材選びは好みなので以下のメリット/デメリットを確認して好きなほうを選べば良いかと思います。

ファブリック(布)

ファブリック(布)

●メリット

  • 通気性に優れているので、籠りにくい
  • 匂いが付きにくい
  • PUレザーを比べると表面が丈夫

●デメリット

  • 飲み物や汗などが染み込んでしまう
  • 埃や髪の毛などが詰まりやすい

PUレザー

PUレザー

●メリット

  • 飲み物や汗など表面的な汚れをふき取りやすい
  • 埃や髪の毛などが貯まりにくい&簡単に掃除できる
  • 高級感がある

●デメリット

  • 肌に触れる部分の水気が逃げにくく、籠りやすい
  • 劣化により表面のPUレザーが剥げ落ちてくる(どんなに高いものでもファブリックと比べると耐久性は低い)

個人的おすすめ

個人的にはファブリック製(布)がおすすめです。

PUレザーは高いものでもいつかは表面が剥がれてしまってぼろぼろになってしまいます。ファブリック製は穴が空いてしまうことは有っても表面が剥がれるとかは無いので、耐久面に優れます。

またPUレザーは肌に触れる部分の水気が逃げにくく、汗ばみやすいです。汗ばんでくるとゲームに集中できなくなったりするので、籠りにくいファブリックがおすすめです。

高さ調節機能の有無と幅

高さ調節機能高さ調節機能 - 2

前傾姿勢の場合、脚の踏ん張りが効かないと姿勢が安定しません。

高さを一番下げても脚が浮いてしまうようでは姿勢は保てないので、脚がしっかり地面に接地するか確認しましょう。

キャスターの安定性

キャスター

ゲーミングチェアによっては、前傾姿勢で前方側に体重を乗せると椅子が前に倒れてしまうものがあります。前方に思いっきり体重を乗せても倒れないか確認しておいたほうが良いです。

出来ればリクライニングの最大角度で背もたれに体重を乗せても大丈夫かも確認しておいたほうが良いです。胡坐をかく場合は胡坐をかいた状態で。

アームレストの仕様

アームレスト

ゲームや作業時にアームレストを使う場合、高さ/前後/左右/回転の調節がどこまでできるか確認しておいた方がいいです。

ゲーミングチェアによって高さ調節しかできないものなどもあります。

リクライニング機能の角度

リクライニング

ゲーミングチェアによってリクライニング機能の最大角度は変わってきます。180°まで下げることができるものもあれば、安全性を考慮して135°までしか下げれない物など様々です。