今回はRazer(レーザー、レイザー)のゲーミングヘッドセット「Kraken V3 X」をレビューしていきます。

Kraken V3 Xの特徴

Kraken V3 Xの特徴
  1. 重量285gと超軽量設計
  2. 布とレザーのハイブリッドで通気性に優れたソフトなメモリーフォームイヤークッション
  3. 3つのドライバーの性能を1つにまとめ個別に低音、中音、高音を調整できる「Razer TriForce 40mm ドライバー」搭載
  4. 音声集音機能とノイズキャンセリングを備えた「Razer HyperClear カーディオイドマイク」搭載
  5. USB Type-A接続

パッケージ内容

梱包状態

梱包状態梱包状態2梱包状態3

パッケージ内容

パッケージ内容

Kraken V3 X本体、ステッカー、取扱説明書等。

スペック

サラウンド7.1chバーチャルサラウンド(ソフトウェア依存)
ヘッドホンタイプ密閉型
ドライバRazer TriForce 40mm ドライバー
周波数12Hz~28000Hz
インピーダンス32Ω
マイクタイプ折り曲げ式
極性パターン単一指向性
周波数100Hz~10000Hz
ケーブルUSB Type-A(ラバー)2m
イヤーパッド表面:布、外/内側:レザー
重量285g

外観・形状

デザイン

前面左側面
後面右側面

カラー展開はブラックのみ。

全体的に黒一色で形状にゲーミング感はそこまでなく、派手すぎないデザイン。

デザイン自体は「Kraken X」と全く同じです。

ヘッドバンド

ヘッドバンドヘッドバンド2

ヘッドバンドはプラスチック製。

クッションはレザー製クッションで、ヘッドバンド全体ではなく上部部分にある感じです。

とても柔らかくモチモチとしています。

イヤーカップ

イヤーカップイヤーカップ2

イヤーカップはプラスチック製。

イヤーカップの表面には「レーザーのロゴ」があり、ロゴ部分は光るようになっています。

イヤーパッド

イヤーパッドイヤーパッド2

イヤーパッドは頭に触れる表面は布タイプ、外側と内側はレザータイプになっています。

「Kraken X」はレザータイプだったので、通気性が増した感じですね。

クッションはかなり厚めで、ふかふかとしています。

空洞は標準的広さで耳が大きい人でなければすっぽり入るくらいかと思います。大きい人だと少し重なるかもしれません。

アーム(長さ調節、角度調整)

アーム(長さ調節、角度調整)アーム(長さ調節、角度調整)2
アーム(長さ調節、角度調整)3アーム(長さ調節、角度調整)4

ヘッドバンドとアームを引っ張って長さを調節するタイプで、カチカチと目盛りごとにロックが掛かるようになっています。

角度調節は水垂直方向のみで僅かに調整できます。固定はされないタイプで装着時のみ頭に合わせて角度が調節される感じです。

マイク

マイクマイク2

マイクは折り曲げ式で形状を記憶するタイプです。

着脱は出来ません。

「Kraken X」より性能が上がり、音声集音機能とノイズキャンセリングを備えた「Razer HyperClear カーディオイドマイク」を搭載しています。

ケーブル

ケーブルケーブル2

ケーブルはビニールタイプでやや硬めのケーブルです。

USB TypeA接続で長さが2mほどあります。

USB接続なのでサウンドカードに接続することは出来ません。

重量

重量

重量は公称値で285g。実測は248g(ケーブル除く)ととても軽いです。

300g以下はゲーミングヘッドセットの中では結構軽めです。

ボタン類

ボタン類

●左耳側のボタン類

  1. マイク消音ボタン
  2. 音量コントロール

ソフトウェア(Razer Synapse + 7.1 Surround Sound)

「Kraken V3 X」は2種類のソフトウェアが用意されており、別々にインストールする必要があります。必要なければインストールしなくても使用できます。

Razer Synapseでは音量の調節とライティングの設定が行えます。

7.1 Surround Soundは7.1バーチャルサラウンドを有効化を行うことが出来ます。

Razer Synapse

サウンド

サウンド

音量のON/OFF、0~100での調節。

ライティング

ライティング

明るさのON/OFF、0~100での調節、ライティングをオフにするタイミング、ライティングの効果などの設定を行えます。

●ライティング効果

  • オーディオメーター
  • スタティック
  • スペクトラムサイクリング
  • ブリージング

7.1 Surround Sound

7.1 Surround Sound

7.1 Surround Soundで7.1バーチャルサラウンドを有効化することが出来ます。

適応したいデバイスを選択し、有効化にすればいいです。

聴こえ方については下のほうで解説します。

装着感

ヘッドバンド2イヤーパッドイヤーパッド2

側圧

側圧はやや緩めで耳への負担はとてもやさしいです。

側圧が緩い分ヘッドバンド側に重さが乗りやすい感じでした。比率で言うとヘッドバンド:8、イヤーパッド:2といった感じ。(個人差有り)

ヘッドバンドのクッションは柔らかく、頭にあたっても痛くありません。ただ頭に乗ってる感が強く少し気になる気もします。個人的にはもう少し側圧が欲しいところ。

イヤーパッドは「Kraken X」は全体がレザータイプでしたが、「Kraken V3 X」は表面は布タイプなので肌触りが優しいです。

通気性

「Kraken V3 X」は表面は布タイプなので通気性に優れ籠りにくい印象でした。

長時間装着していても熱が籠る感じは少なかったです。

耳が入る空洞の広さは私の場合はすっぽり入るくらいの広さはあるので、耳に当たらず負担が少なかったです。

重さ

実測は248g(ケーブル除く)と軽めで頭や首への負担がとても少ないです。

下を向いたり多少首を振ったりする程度ではズレたりすることはありませんでした。

重さによる疲れや不快感はほとんどありません。

音質(音の傾向)

実際に音楽を聴いてみて音の明瞭感や迫力や臨場感などの音質、低音寄りや高音寄りといった音の傾向を確認しています。

音の傾向

音の傾向のイメージ

音の傾向はかなり低音寄りに感じられました。低音が強く中音~高音が弱いといった印象。

重低音強化された音で迫力のある音ですが、やや籠った感じに聴こえます。もう少し高音がでているとメリハリのある音になりそうかなと思いました。

低音が強いほうが気持ちよく聴ける曲などの場合はいいですが、人の声などが入る動画などは籠って聞こえるなど、相性が別れるかなと思います。

また大音量で音楽を流しても音が割れてしまって聴こえることはありませんでした。急激な音量変化があるような部分も滑らかに音量が変化していました。

サラウンド機能(7.1 Surround Sound)

サラウンドONにすることで空間の広がりのようなものがすごく強くなります。

臨場感があり迫力が増したように思います。

ただ音に癖が強いというかところどころで音が潰れたようになってしまう部分もあるため、好みによるかなと言った印象。

マイク音質

マイク

悪くないですがめちゃ良いという感じでもないかなと言った印象。ヘッドセットなりの音質かと思います。

少しこもった感じはありますが、会話では全く問題ないくらいの音質です。

この価格でのマイク音質と考えると全然悪くないかなと感じました。

定位(音の方向性、音の距離)

ゲームの足音や銃声などの捉えやすさ、方向性、聞こえ始める距離などを確認しました。

イコライザー無し、サラウンドON/OFFで確認しています。

Apex Legendsの場合

Apex Legends

サラウンドOFF

  • 足音の捉えやすさ:△
  • 音の方向性:△
  • 足音の聞こえ始める距離:△

音がかなり籠っていて方向がざっくりとしかとらえることが出来ません。

中音~高音が低いため足音自体もかなり低く捉えられるようになるまでかなり近づかないといけない印象です。

サラウンドON

  • 足音の捉えやすさ:△
  • 音の方向性:△
  • 足音の聞こえ始める距離:△

音が響きすぎて訳が分かりません。正直少し笑ってしまった。

銃声が鳴っていなければざっくりとした方向で捉えることが出来ますが、ちょっとでも銃声が鳴れば反響がすごくて聞き取れません。

OFFがいいです。

CS:GOの場合

Counter-strike Global Offensive

サラウンドOFF

  • 足音の捉えやすさ:△
  • 音の方向性:〇
  • 足音の聞こえ始める距離:△

足音は普通に聴きとれますが、銃声がかなり響くため銃声紛れることが多いと感じました。

低音寄り過ぎて遠くの足音も聴き取りづらいため、近距離の足音には気付けるといった感じ。

サラウンドON

  • 足音の捉えやすさ:△
  • 音の方向性:〇
  • 足音の聞こえ始める距離:△

いろいろ響いてうるさいですが、足音自体は捉えやすくなった印象。

方向もしっかりとらえることができ、音が嫌いでなければ普通に使えると思いました。

しかしその分距離感がつかみにくいように感じました。

Valorantの場合

Valorantの場合

サラウンドOFF

  • 足音の捉えやすさ:△
  • 音の方向性:〇
  • 足音の聞こえ始める距離:△

低音が強すぎて銃声が響いて重なりやすく、中音~高音がしっかり出ていないからか足音も小さく感じられました。

近距離は普通に聴きとれますが遠距離が少し聞き取りにくいように感じられました。

方向はしっかりとらえることが出来ます。

サラウンドON

  • 足音の捉えやすさ:△
  • 音の方向性:△
  • 足音の聞こえ始める距離:△

足音の捉えやすさが増しますが、方向がかなり捉えにくい印象でした。それが近距離であればあるほど方向がぼやけてあいまいになり惑わされます。

ONにするメリットはあまりなさそうです。

まとめ

かなり低音寄りで迫力が欲しい音楽や動画と相性が良いヘッドセットだと思います。

USB接続なのでサウンドカードが必要なく、オンボードサウンドの音に不満がある場合には良くなるかもしれないですね。

ただFPSにはやや不向きな音の傾向でした。

メリット

  • 低音が強く、音楽/動画鑑賞で迫力や臨場感がある
  • イヤーパッドがふわふわで耳に触れる面は肌触りが良い
  • 軽量

デメリット

  • FPSにはやや不向きな音の傾向
  • 頭に乗っかってる感覚が強い